今年の振り返り2021
今年の振り返りをしよう
正直あんま覚えてないのでTwitter遡って思い出そう。長いよ〜
一月
コルクラボ漫画専科に入る。
ちょうど二ヶ月前にめちゃコミでやっていた連載「夫は私じゃいけないの?」が終わり、漫画専科の講座がはじまった。
担当さんからは「次回作も是非」と誘っていただいていたのだが、期待されている「マジョリティの方たちの恋愛か夫婦もの」をもう描けないなと思ったのでお断りした(担当さんありがとうね(;o;))
あと、このころは女性漫画から青年漫画へ移行したいと思っていた。自分が好きな漫画が青年漫画が多いから。(でも今の時代その垣根はなくなってきてるけど)
二月
「レイコ」を描き始める。エッセイ。
元々Twitterにはコロコロ絵のエッセイばかりあげていたが、レイコの漫画は頭身を高くした。そしたらフォロワーさんが更新するたび増えていったので、「読んでもらうのはこっちのほうがいいのかぁ〜」と思った。
私はコロコロ絵も広めたいのですがね…!
レイコ第一回目は500イイネもついてびっくりした。
描いてる時は、当時の記憶をなぞってレイコに会いに行ってて、もうほんとに昨日のことのように彼女のことを思い出してた。
レイコのいた夏。レイコのブリーチして少しパサパサになった毛先、カッターシャツから透けるスポブラ、レイコの声も全部覚えてる。
漫画の中で会えてよかった。
三月
いくたはなちゃんが「コルクの作家になるにはどうしたらいいんだろう?」とTwitterで呟いたらソッコーで佐渡島さんが「打ち合わせしよう!なんか漫画もってきて!」と返事を返していた。嫉妬!!
私も!!コルクの作家に興味ある!!D Mで佐渡島さんに持ち込みするも「おもしろいねー」で終わる。
全く興味もたれてないww
そして佐渡島さんから「創作漫画もかいたらいいよー」と言われDMは終わる。
というわけで前から描きたかった軽度知的障害の女の子が主人公の漫画を描くことにした。
そう「初恋、ざらり」である。
4月
初恋、ざらりとか絵日記とかたくさん描く
ざらりがたくさん読まれるようになってきて、フォロワーさんも増えてきてアドレナリンがでていた。ネームも一話目に比べるとだいぶ上手くなったなと思う。
マンガ専科の仲間とキャッキャ リプし合いながら漫画を描くのが楽しくてかなりノっていたと思う。
5月
マンガ専科は7月まで。あと二ヶ月。二ヶ月したらまたどこかで連載させてもろてお仕事しなきゃなぁでもこのままTwitterで自分でやりたいな〜でも原稿料もでないしお金にならないしなぁとか考えてた。
(電子書籍は出してくれるそうだけど…買ってもらえるのかな…不安…)
仲間もいるし、今がずっと続けばいいのに、と思っていた。
6月
ざらりが本当にたくさんの人が読んでくれて、嬉しい反面すごくプレッシャーになってしまっていた。
「おもしろいの描かなきゃ」と思うほど、頭にモヤがかかっているみたいになっていた。
あとざらりの電子書籍が発売され、別に去年ぶんか社さんで描いてた「痩せてる女以外価値ないと思ってた」も発売。
「痩せてる〜」は紙にならないと思ってたからびっくりした。ありがたい。
7月
ざらりの電子書籍一巻を多くの方が買ってくださった。ほんとに嬉しかった。
ざらりを更新するとイイネ一万とかついてた。
でもメンタルは不安定になった。
怖い。知り合いからもたくさん褒めてもらえる。インタビュー依頼も何個かきた。
すごく嬉しいのに、うちは何を怖がっているんだろう?
(こんな風に描いていますがざらりを読んでくださって本当に本当に感謝しています(;o;)自分でも不思議でした…)
マンガ専科の授業もしんどくて、画面オフで出ることがおおくなった。
そうこうしているうちにマンガ専科最終日が終わった。
8月
ざらりを更新するスピードがだんだん遅くなってくる。外はうだる暑さらしいが、私はスーパーに行く以外部屋からでていなかった。
9月
メンタルクソ病む。確か月に16ページしか更新できてない。もうしばらくざらりはお休みしようと本気で思っていた。
10月
メンタル復活。何故か。ほんとにしんどくなったある日
「漫画をお休み…?このウチが?なんで??」
と急に思うようになった。
皆んなうすうす気付いてると思うが、私の漫画に対するプライドはめちゃくちゃ高いのだ。
しかも私こそが漫画を描くために産まれたのだとか思ってる。恥ずかしい。
そして極め付けは、私は自分の漫画の大ファンなのだ。私が描かなければ ざくざくろ先生の漫画を読めんじゃないか!!
こんなことバラすのほんとに恥ずかしい。
11月
尺八とリコーダーのコンサート(withアヤマル)をスペースでしたり、紙粘土でビーバーちゃんを作ったりした。
漫画以外の活動がご盛んな時期だった。とても楽しい月だった。
私が体験する、漫画を描く以外の出来事が、私の漫画を良くしていくのだ。
12月
いちびって東京に3回行く。初めてマンガ専科のみんなとリアルで会った。こんなに愛おしい存在はシュヌス以来である。皆んな生まれてきてくれてありがとう。
リアルで出会うとさらに大好きになるのは、視覚以外の部分でも人間は何か感じているということだろうか。
今年は「もしかして自分は人間が好きなのかもしれない」
と思った年でした。
それでは良いお年を^_^
おまけのらくがき。久しぶりにアナログで描いた。