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最終講義印象に残った講師のお言葉集

箇条書きです。


⚫キャラが本音で話すには何かを起こさないといけない
(例:共通の思い出のキャラクターが2人の前に出てくるなど)


⚫世界観の面白さを伝えるにはリアリティ度をあげる
(そこをどうやって出すかは自分で研究する)


⚫フッとその世界に入っていけないのはリアリティがないから。フックがないから。


⚫設定優位で描いてしまう人が多いキャラ優位で!


⚫描き終わった後に30%削る
(モンキーパンチさんも始まりと終わりの10%を削ってる)

⚫プロットはシンプルに演出は凝る
(演出を凝る=伝える感情が複雑に描ける。プロットが複雑だと説明にコマを割いてしまう)


⚫グッとくるポイントをやり過ぎても物語を伝えきれない
(要はバランス。物語の型の中でグッとくるポイントを描く)


⚫観察力が凄すぎて1番伝えたい感情以外が伝わって情報過多
捨てる勇気を

⚫複数のセリフを1個にまとめる練習する。
(セリフの中に感情は込められる)


⚫自分の漫画を読んで読者がどんな感想を持つか想像してみる

感情を伝えられていることが大事。伝えられていたら感想が「その人にどんな感情がおこったかが感想になる」
(メモ:感想が「すごい設定だ!」▶設定優位で感情が伝えきれてない?)


⚫ファンタジーは設定を伝えすぎてしまうことがある。設定は最初に全部かかんでもいい

感情を描くための設定だけかく

先にどんな感情を伝えるか決めてから演出をきめる


⚫日常のくだらなさと壮大なテーマを織り交ぜて描くのが漫画

⚫日常のくだなさにキャラがでてくる

⚫作者がどれだけその人の設定を考えていたとしても全部出さんでいい。
何を話すと一瞬で興味をもたすかを考えて選んで描く


⚫増やすのではなく削って興味をもたす


⚫難しいテーマを読んでもらうには何をくっつけたらいいか考える

(例:マチネの終わりには「天才が天才じゃなくなったとき」がテーマだがそれを読んでもらうために恋愛をくっつけた)


⚫いいテーマを見つけたら感情の演出を頑張る

⚫プロットをシンプルに感情の演出を凝る(大事。2回目)


⚫プロとしてやると決めたら自分は何者か何を表現していきたいのか?徹底的に突き詰める


⚫自分が感じている面白いと思うことを伝えるのって難しい

⚫「これって何の話?」と自分で理解してから描く
抽象レイヤーが上すぎると描きたいものがぼやけるから掘ってテーマを洗い出す
(例:満州行く話だとレイヤー上すぎ▶逃げ場所がない所で人が追い込まれたときの環境への適合を描きたいとか決める)

⚫自分の何が好きかを明確にしたあとは「なぜ、どーして」それが好きかを考える

あとはそれを演出で表現

⚫情報(アイデア)を浴びせかけるより感情を伝える

セリフとコマを少なくしてみる


⚫特別なシーンじゃないのになんか記憶に残っちゃうは大事。キャラがでる

⚫無意識の差別に気をつける。特に職業。「主人公」が自分のしてる職業をバカにしてるのはあり。作者の差別がでてはいけない


⚫多面的にキャラを描く

⚫物語の型を使い、オリジナルは演出と感情に。


⚫ユーモアは設定できる。

⚫ギャグは人を説得できないからネーム直しが難しい

⚫感想ビンゴ(読者がこの漫画を読んだあとにいう感想を想像する)。色んな感想が出てくるのもいいけどひとつ狙いに言ってみてもいい


⚫葛藤を葛藤のまま描く。
(例:早く殺さなければでも殺せない)

⚫素敵な感情の中に1滴毒をたらす
と深さが出る(毒:ネガティブ感情、嫌なキャラを出す)

⚫プロットシンプルに演出凝る(重要。3回目)

⚫読者の予想を裏切る。そのために予想させないとダメ


⚫前半で後半の葛藤を予想をさせないといけない

⚫プロットシンプル演出を凝る(重要。4回目)


⚫作者がキャラの色んな設定を決めてて描きたくても場合によっては我慢。
「この漫画が何の話か」を考えて「今の感情」に必要なエピソードを描く

(例:宇宙兄弟はムッタが宇宙飛行士になる話。2話目で「昔いい思い出(ヒビトとの絆を描く))を入れたかったが話が進まないのでカット。)


⚫超王道の型を使いながら一つだけ新しいものを入れる


⚫人間賛歌
人間の全ての感情、行動は素晴らしい
業が深ければ深いほどいいキャラに
(例:自分が生きるために目の前にある死体を食う人。
人なんか食いたくないと餓死するよりそのキャラに興味がでる)


⚫主人公のキャラを説明したいときは不安定な環境に放り込んでやる
(例:「愛してる」と言う時レストランではなく公衆便所の前で言わせてみる。どうすれば愛してることが伝わるか行動させることによってキャラがでる)

⚫リアリティラインを上げるか下げるかでも面白さが変わる。その作品にはどれがベストのバランスか考える

⚫小さな感情の変化の中にも葛藤がある